犬の社会問題
突然ですが、こんなひどいニュースを見ました!
子犬にペンキをかけて虐待し、死なせたという恐ろしいニュースです。
とても人間とは思えないこのニュース。
あなたはどう思われますか?
愛犬家でなくてもこんな行為は許される事では無いと分かります!
子犬が天国で幸せに暮らせるように願ってやみません。
虐待のほかにも、犬が抱える社会問題は山ほどあります。
例えば、
・平気で犬を捨てる捨て犬の問題
・大量飼育の問題
・殺処分の問題
・ペットロスの問題
・子犬の社会化前の引き離しの問題
他にも、数多くの目をそむけたくなるような犬の社会問題が存在します。
ボランティア活動をされている方はこういった問題と向き合って、少しでも犬と人の共存が実現するように努めてくださっています。
獣医さんや保健所の皆さんも問題減少に取り組んでくださっています。
私は、犬の画家をやっています。
愛犬家から絵の依頼を受ける中で、犬の愛らしい話だけでなく、こういった犬の抱える社会問題を数多く耳にします。
中には、本当に目をそむけたくなる話も耳にします。
このような問題に目をそらさず、
ブログを通し情報発信し、少しでも読者の人達が犬の事を深く理解して、犬と人との共存が実現すればと願っています。
そのために、あえて読むのがつらいような記事も少しずつ載せていくことにしました。
花は根っこの部分があるから美しく咲くように、人と犬とのかかわりも、可愛い花の部分だけをみるだけでなく、問題の根っこをみることも必要だと考えています。
動物愛護先進国より学ぶ
犬の社会問題を学ぶにあたって、何よりも勉強になるのが海外の動物愛護の進行状況を知ることです。
例えば、動物愛護先進国ドイツでは、犬税を設けており、これによって飼い主の意識を高めています。
また、日本では動物愛護法が設けられていますが、ドイツではさらに上をいく動物保護法が設置されています。
・8週間未満の子犬を母親から引き離してはいけない。
・散歩をさせなければならない。
・殺処分しない。
など、日本ではまだ弱い子犬の社会化に言及した法律も整っています。
子犬を母親から引き離す期間が早い事が犬の問題行動の原因と言われていますので、結果的に犬と人とが暮らしやすくなるのではないでしょうか。
素晴らしい法律ですね。
日本でも、虐待や飼育放棄にたいする罰則を厳しくしようと声が上がっています。
ひどい虐待をしたにも関わらず、簡単に釈放され、また繰り返す反省のない人間が残念ながら存在するからです。
ドイツでも虐待は存在しますが、通報システムや保護環境が日本よりも格段に進んでいるようです。
やはり、動物の命を守るためには国単位で動いていくのが理想のようです。
ドイツのほかにも、ドッグショーで有名なケネルクラブのイギリスや、獣医学で世界をリードするアメリカなど海外のためになる情報をワンコメイトで提供していきたいと思います。