子犬のしつけ|心の距離を縮めるベストな方法とは?
2019年03月29日
犬を飼い始めると、子犬の時期ほど手間隙がかかることを実感するはずです。
その手間隙が逆に可愛くもあり、犬との生活の楽しみでもあります。
ところが、
大人になってからもベッタリだと甘えた性格に育ってしまいます。
愛犬との心の距離の正しいあり方を見ていきましょう。
心の距離とは?
実際に距離が近ければ良いと言うわけではなく、離れていてもお互い不安にならずに信頼できている関係の事です。
近くに寄り添っているのは、犬が飼い主さんを愛している証拠ですが、
近ければ良いわけではなく、あまり近すぎると依存状態になることもあります。
人間でも、夫婦の距離や親親族の関係のなかで、親しき仲にも礼儀あり、と教えられたことと思います。
そこまで堅くないものの、
犬を甘やかすだけが愛するわけでは無いと言うことです。
子犬期の心の距離の取り方
子犬期は、心の距離を作るための大切な時期です。信頼関係を作るためにも正しいやり方で望みましょう。
・おもちゃは愛犬が届かないところに片付くける。
おもちゃは、遊ぶときだけ飼い主さんが与えることで、愛犬は飼い主さんの事が好きになります。出しっぱなしはNGです。
・愛犬の要求に簡単に応じない。
愛犬に好かれるために何でも要求を飲んでいると甘やかしの育て方となり、依存してしまいます。
まて、おすわり、等のコマンドをできたらごほうびを与えて誉めてあげればより心の距離が近くなります。
・しつけを真剣にしない。
しつけとは、訓練をすることではありません。
成功したらごほうびを与えるゲーム感覚で望みましょう。
しつけをしなきゃと構えてしまうと、犬もそれを敏感に感じて余計に距離が縮まらなくなります。
・トイレのしつけで関係性をアップ。
トイレのしつけがしっかりとできているならば、お互いにストレスもたまらずに心の距離が近くなります。
・叱らない、叩かない。
犬は叱られると人を嫌いになります。叩いたり体罰を与えると、人間の手が恐いものと認識してしまいます。
・家族全員一貫性のある態度で接する。
お父さんが知らないところで甘やかしていた、など、普段家にいる時間が短い人が過度に甘やかしたりすることはよくありますが、これはNGです。
愛犬は何を基準にしたらよいのか分からずに混乱してしまいます。
家族でルールを決めて接するようにしましょう。
子犬期はコミュニケーションが大事!
子犬期は、人間で言うところの幼児から中学生にあたります。
子供が学んでいくように、仔犬もしつけや社会性を学ぶ大切な時期です。
飼い主が率先してしつけをすることで、愛犬も頼りがいを感じるようになります。
鼻ピタでコミュニケーション
ここで、遊びながら楽しくしつけをする方法をご紹介します。
子犬期に、しつけが楽しいものと思わせると、犬は何歳になっても学ぶことに意欲的になります。
鼻ピタは、そんな遊び感覚でできるしつけの方法です。
・まずは、フードを数粒手に握り混みます。
・子犬の鼻にピタッと当てます。
・その手を愛犬の頭の上に持っていくと、自然とお座りの形になります。
・慣れてきたら、上を向く直前に「お座り」とコマンドを入れましょう。
頭の上でお座りになりますが、その手を飼い主の顎の下に持ってくれば、自然とアイコンタクトができます。
お座りとアイコンタクトができると同時にごほうびのフードを与えてしっかりと誉めましょう。
体を触れることに慣れさせる。
スキンシップが出来ないと心の距離は縮まりません。
体を触れることに慣れさせるのは、子犬期の最優先事項です。
お手入れや、健康チェック、通院に必要です。
触られると気持ちのよいところを触ってあげましょう。
特に、自分の舌が届かないところになどは喜ぶ傾向にあります。
社会性をあげる。
近所の色々なところにつれていって社会との接点をつくってあげよう。
学校に入る前の子供に接する感覚で公園デビューをしたり、他の犬や人と触れあわせたり、少しずつ社会を学ばせましょう。
飼い主が自らサポートすることでさらに心の距離が縮まるでしょう。
自然を感じさせたり、家族以外の人や犬を見せることが社会化に繋がります。挨拶をさせなくても、見せるだけで効果があります。
他の犬との触れあいは、やはりパピーパーティーがおすすめですね。
また、
他人から直接フードを与えてもらうと、人間になれてストレスの少ない犬へと成長します。
以上、子犬期に必要な心の距離の縮め方を紹介させていただきました。
次回は、成犬期の心の距離の縮め方をご紹介します。