犬のトイレのしつけ|マーキングの対処法について解説。
2018年12月20日
犬のトイレのしつけの方法を紹介しています。
今回は、マーキングの対処法を解説したいと思います。
犬のおしっこには二つの意味があります。
1つは普通におしっこをする場合。
もう1つは、マーキングとしてのおしっこです。
マーキングとは何?という方のために、まずはマーキングから解説して、そのあとにマーキングによる問題行動を解決する方法をご紹介します。
マーキングとは?
マーキングとは、多くの動物たちが持つ「臭い付け」の事で、他の動物の臭いの場所に、自分の臭いを付けていく行動のことです。
臭いを嗅ぐことによって、周囲の犬たちの状況を認識していきますので、「コミュニケーションの方法」とか、自分の臭いをその場に残すことから、「テリトリーの主張」と言われることもあります。
どんな理由かあるにせよ、あちこちにおしっこをされるわけですから、人間にとっては迷惑にうつることと思います。
この行動に体して、しつけで予防をしようという考え方もあれば、本能行動なので無理矢理にやめさせない方が良いという意見もあります。
解決方法は様々ですが、周囲に迷惑をかけないことを第一に考えましょう。
マーキングの対策。
・外での場合
一軒家の場合は、自分が住む敷地内の角が自分のテリトリーの端になりやすいので、もっともマーキングをしやすい場所になります。
また、
電信柱などの目標になりやすい建造物も間違いなく標的になります。
そのように、マーキングしそうな場所が事前にわかっていれば、散歩の時は立ち止まらないようにすると予防ができます。
集合住宅の場合は、その建物の入り口やエレベーター等の人びとが通る場所でマーキングをしようとします。
エレベーターなどは密集空間なので、注意が必要となります。
屋内でのマーキングの対処法。
次に、屋内でのマーキング対処法を解説したいと思います。
マーキングは、片足をあげて高い場所に向けておしっこをします。
そのため、通常のトイレシーツでははみ出してしまって困ることがあります。
この防御策は、
かけられそうな場所に、あらかじめトイレシーツを貼っておく方法です。
これならばひっかけられても室内の被害は食い止められます。
もうひとつの方法は、「目標物」を作ることです。
マーキングの欲求は、何かに向けておしっこをすれば解消すると言われています。
このとき、
漠然とおしっこをしているわけですが、
目標物を作っておくと、多くの場合その目標物に向かっておしっこをします。
マーキングそのものをしないようにはなかぬかできないものですが、おしっこが飛び散る場所が1ヵ所に集まるだけでも掃除が楽になります。
マーキングの場所をトイレにしてしまう。
その他の対処法として、マーキングをする場所をトイレにするという方法です。
マーキングする場所はほとんど同じ場所なので、逆転の発想でそこをトイレにして解決しましょう。
マーキング場所を無くす。
マーキングするところに家具などを置いて入れないようにするとマーキングしなくなる可能性があります。
おまけ・目標物の作り方。
水を入れたペットボトルにトイレシーツを巻き付けるだけでマーキング用の目標物が出来上がります。
マーキングされたら、ペットボトルに巻き付けたシーツを変えるだけなのてとても簡単でおすすめです。
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