犬のトイレのしつけ|コマンドによるトイレとハンドシグナルの融合。
2018年12月31日
コマンドとはしつけの時の声かけのことです。
例えば、
おしっこの時に、(チッチ)と自分で決めた声をかけることで、いつでも掛け声と共におしっこができるようになります。
これを、コマンドトイレと呼びます。
今回は、掛け声のコマンドトイレにハンドシグナルをくわえたやり方を紹介します。
ハンドシグナルをくわえたコマンドトイレ。
ハンドシグナルとは、手で出すコマンドのことです。
「待て」
の時に手のひらを犬に向けることと思いますが、あれがハンドシグナルです。
飼い主との関係が良好に築かれている犬の場合、飼い主をとても注意深く見ていますので、飼い主の動作の一つ一つがコマンドになります。
プロのトレーナーの方は、コマンドよりもハンドシグナルの方が犬を動かしやすいとも言っています。
なかでは、ハンドシグナルの方がよく覚えるといった意見もあるくらいです。
トイレのコマンドトレーニングにも、ハンドシグナルはとても効果があります。
しかしそれは、
犬が飼い主を注視しているからだけではなく、ハンドシグナルの動作で自分の行動を思い出すからです。
トイレのハンドシグナルとは?
先程、ハンドシグナルの動作で自分の行動を思い出すと書きましたが、これはどういう事でしょうか?
実は、トイレのハンドシグナルでは、犬をくるくると回すように手を動かします。
くるくる回ると犬はどうなるでしょうか?
もうお分かりのことと思いますが、くるくると回る動作は犬がおしっこをするときの予備動作ですね。
犬がトイレシーツに来たら、くるくると指を回してハンドシグナルをおくります。
それと同時にコマンド(仮にチッチ)と唱えます。
これによって、コマンド=おしっこと覚えると同時に、ハンドシグナルも手伝っておしっこのしつけがしやすくなるのです。
ハンドシグナルのメリット。
犬は、声かけのコマンドよりも、ハンドシグナルの方が理解しやすいと言われていますので、それも大きなメリットとなります。
※ちなみに、ハンドシグナルとは和製造語で、欧米では「ビジュアル・キュー」と呼びます。
ずいぶんかけ離れた言葉のようですが、「コマンド」自体が使用されている言葉ではありません。
欧米では一般的にキューです。
日本人はハンドシグナルが苦手。
ハンドシグナル(ビジュアルキュー)は、オーバーアクションな欧米人にはポピュラーですが、恥ずかしがりやの日本人にはなかなか馴染めないところがあるようで、使いこなせない人が多いのが現状です。
しかし、
犬にとっては効果絶大なので、ぜひともトレーニングに取り入れていきましょう。
いかがでしたでしょうか
くるくると回すことによってトイレを思い出させるハンドシグナルの効果は絶大ですので、やったことがない方は是非とも挑戦してみてください。
同時におしっこのコマンドとできたあとの誉め言葉もごほうびとして忘れないようにしてくださいね。
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