犬の骨を強くするために日常で愛犬家ができること。
2018年09月30日
犬の骨にまつわる病気は様々存在します。
遺伝的疾患などは、予防するのは難しいですが、環境整備や運動によって回避できる骨のケガや予防法は積極的に取り入れた方が、より健康的に長生きできる愛犬へと育つことでしょう。
日常生活のなかでコツコツ(骨だけに)と取り入れて骨を強くしていく方法をご紹介します。
骨を強くしていく日常の心がけ
その1、適度な運動。
体を動かすことで骨を支える筋肉がつき、骨も丈夫になります。
これは、老犬の寝たきりの予防にも繋がることです。
一番の適度な運動はやはり散歩でしょう。飼い主も健康になること間違いなしです。
筋肉がつくことで間接への負担も減らすことができます。
ただし、小型犬の場合は、激しい運動をしすぎると、かえって骨が厚くなりすぎてしまい骨の弾力が無くなって折れやすくなると言われているので注意が必要です。
定期的な散歩を楽しんでやっていれば間違いは無いと思います。
その2、食事のバランスに気を付ける。
ダイエットの話の時に説明しましたが、間接や骨への負担の最たるものは体重増加です。
犬は自分で過食になるわけではありません。飼い主がコントロールしないと気付かないうちに肥満にさせていたなんて笑えない事が起きてしまいます。
また、
人間のように骨を強化したいからといってカルシウムを過剰に与えるのもNGです。
カルシウムをとりすぎると尿結石等の原因になることもあります。
※柴犬は塩分のない煮干しを与えるのは良いことと以前説明しました。
カルシウムの問題よりも、日本犬は魚成分が足りないと認知症になりやすい体質だからです。
その3、足腰に負担をかけない環境をつくる。
住環境については再三のべてきましたが、犬の事を一番に考えるのならば床はコルク素材が最も良いと言われています。
爪がしっかりと食い込むので力も入れやすく、足腰に負担がかからずに理想的です。
股関節の負担軽減や事故や怪我を防ぐために滑らない床にするだけでも骨に対する効果は絶大です。
これは、老後に大きく成果を発揮するので、若いうちから考えておくといいと思います。
その4、正しく抱っこする
愛犬だから抱っこしたいのは当然です。
この抱っこにも実は危険が潜んでいることを知っていましたか?
正しく抱っこしないと骨を弱らせてしまうのです。
特に、愛玩犬として人気のダックスフンドなどは、抱っこの仕方によってはせぼねが曲がり、椎間板ヘルニア等の疾患に繋げてしまうかのうせいもありますので注意が必要です。
良くない抱っこの仕方は、犬の上半身だけを持つなどの不安定な抱っこの仕方です。
正しい抱っこの仕方とは、
まず、犬と体を密着させ、両手で犬の体を抱えて全身を支えるように持ちます。
体を横向きに、背骨が床と平行になるようにすると犬の体に負担がかかりません。
これらの日常で気を付けることができる骨によい習慣をコツコツと行って、
元気な犬に育つように心がけましょう。
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