愛犬の問題行動に不安を感じたら?主な問題行動例。

カテゴリー/ 犬のしつけについて |投稿者/ ワンコメイト
2018年10月11日

犬の問題行動を動物行動学と獣医療の両面から診察して治療することを「行動治療」と言います。

前回は行動治療とは何か?どのように治療するのかを解説しました。

今回は、では具体的にどのような問題行動の症状の場合に行動治療が当てはまるのか見ていきましょう。

主な問題行動


・破壊行動

不安や退屈、運動不足、または単なる遊びやストレス発散の行動。

家具や靴、スリッパをガジガジと噛み壊したり、シーツを破ったりするなど、飼い主の気を引くためや、退屈しのぎで行う行動。

不安傾向の強い犬は、留守番をしたり、飼い主と離れたときに激しい破壊行動が見られることがあります。

また、頻繁な破壊行動は何らかのストレスが関与している場合があります。細かく観察してみましょう。

・攻撃行動

うなる!威嚇する!噛みつく!
これらは、自分のものをとられたくない所有欲や、警戒心、縄張り意識など犬が攻撃行動をとる動機は様々です。

「噛みついたら嫌なことをされなくなった!」

等の経験から学習して、放っておくと飼い主との関係性にも悪影響を及ぼします。

・常同障害

聞きなれない言葉ですが、常同障害とは、何度も同じことを繰り返す問題行動です。

自分の尻尾を追いかけてクルクル回り続けたり、一定の部分を血が出たり脱毛するまで舐め続けたりする場合は常同障害の可能性があります。

遺伝的な要素に加え、不安や葛藤などが積み重なって発症します。

尻尾を噛んだり舐め続けたりすると皮膚の炎症を引き起こすことになります。早めの受診が必要です。

・分離不安

飼い主の姿が見えなくなると、不安や寂しさで吠え続けたり、トイレ以外の場所で排泄をしたり、物を壊したりします。

社会性の高い犬ほど留守番は退屈な時間となります。

飼い主から離れている時間が長いと犬にとって精神的なストレスとなってしまいます。

急な引っ越しで環境が変わった時なども注意が必要です。

・咆哮問題

咆哮とは、激しく吠えたてることです。

犬が吠えることで自分の意思や感情を伝えるのは正常な行動ですが、大声で泣き続けるのは問題となってしまいます。

この場合、怖くて吠えているのか、要求で吠えているのかなど、吠えている原因が分からないまま自己判断で対処してしまうと更に吠えを助長してしまうことになりかねません。

日常に支障をきたすようならば早めの受診をしたほうがいいかもしれません。

・恐怖症

どんな犬も警戒心はありますが、度を超えてしまうと問題となってしまいます。

犬が極度に怖がる原因をつくるものとして雷があります。

雷が怖くて雨が降るだけで落ち着かなくなったり、または他の犬を過度に怖がったりすると、犬本人は気が休まることがありません。

老化による感覚機能の衰えなども症状を悪化させ、ますます怖がりになることもあります。

過度なストレスは犬の寿命を縮めかねません。適切な治療によって不安を取り除く必要があります。

上記の問題行動に当てはまり、不安に思われたかたは行動治療を受信することをおすすめします。

家の近くに行動治療を実施している動物病院がない場合は、

日本獣医動物行動研究会ホームページを検索してお問い合わせください。

Top