仔犬のケガや、事故のトラブルの予防と対策について。
2018年09月14日
子犬から飼い始める場合、元気一杯であるためにどうしてもトラブルも起こしがちです。
ここでは、子犬を育てる上で起こりうるケガや事故の予防と対策について記していきたいとおもいます。
最も多い誤嚥
子犬のトラブルのなかでも最も多いのが、誤嚥です。
誤嚥とは、食べ物以外のものを興味本意や、食べ物と間違えて飲み込んでしまうことです。
小さいものだと便となって体外に出ることもありますが、体内にとどまってしまうと体の中を傷つける事となり、とても危険です。
異物の大きさや形状、または症状によっては開腹手術に至り、最悪の場合は命を落とすことにもなりかねません。
こんなものが危ない
体内にとどまりやすいものとして、次のようなものがあげられます。
釘や竹串等の先の尖った刺さるもの。
糸やゴムなどのまとまったり引っ掛かったりするもの。
子供のおもちゃやキャップ、体内でふくれるスポンジなんかもとても危険です。
コインや電池などの金属、防腐剤等の薬品も緊急性のある危険物となります。
飼い主の情報がカギ。
誤嚥が合った場合、獣医さんは、何を飲み込んだのか分からないので、飼い主の情報が非常に重要となってきます。
なぜなら、飲み込んでしまったものが全てレントゲンに映れば問題ないのですが、なかなか写りにくい現実があります。
例え何を飲み込んだのか飼い主がわからなかったとしても、主治医に多くの情報を提供することで診断のヒントや手助けになるのです。
様子がおかしいなと思ったら。
誤嚥は、飼い主が気付かないうちに飲み込んでしまっている場合があります。
例えば、こんな症状が急に見られたら誤嚥を疑って受診しましょう。
・頻繁な嘔吐や食欲不振
・急に元気がなくなった
このような場合は早めに受診することをおすすめします。
誤嚥の予防法
誤嚥の一番の予防法は、なんといっても部屋の整理整頓です。
特に細かいものなど犬の口に届くところに置かないようにしましょう。
人間にとって何でもないものが、犬にとってはとても危険なものとなり得ることがあります。
先程の糸やゴムなどもそうですね。
散歩中にも誤嚥の危険が!
外に出ても犬にとって興味を引くものが沢山転がっています。
勿論、誤嚥に繋がるものも一杯転がっているのです。
散歩中は犬から目を話さないようにしましょう。
素人判断は危険
犬がケガや事故にあったら、まずは動物病院に電話をしましょう。
犬は、飼い主の前では平気を装うことがあるからです。
素人判断は危険です。
獣医さんに状況を説明して指示をあおぎましょう。
ケガや事故をしたときに大切なのは、
飼い主がまず慌てないことです。
大切な愛犬が苦しんでいるときに冷静になるのは難しいでしょうが、あなたが不安になったり慌てたりすると、犬は人の感情に敏感に反応するので余計に不安になってしまうからです。
ペットも同乗できるタクシー会社などの電話番号をいざというときに控えておくと動物病院に行くまでに慌てなくてすみます。
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