小型の老犬がかかりやすい病気とは?

カテゴリー/ 老犬について |投稿者/ ワンコメイト
2018年08月15日



心臓疾患に注意


チワワやトイプードル、シーズーなどの小型犬に多く見られるのが心臓の僧帽弁に異常をきたす僧帽弁閉鎖不全症です。

小型犬は人間が改良を重ねたため、どうも左心室と左心房の間にある弁、僧帽弁が完全に閉じにくくなることがあるようです。

つまりは心臓に異常が起きやすいということです。

心臓病は年と共に進行するため、早期発見が必要になります。

僧帽弁の病気はほっとくと命にかかわってきます。

病気の兆候を見逃さないようにしましょう。

 

 

症状から病気を読み取る


僧帽弁閉鎖不全症の症状として、以下の5つがあげられます。少しでもおかしいと感じたら受診しましょう。

1、咳をする

初期は咳をします。
軽い咳から始まるので症状はわかりずらいです。

次第に回数が多くなり、重症になると少し動くだけでも咳をするようになります。

眠れなくなるほどひどくなってくると、舌の粘膜の色が青っぽくなります。
更にひどいと黒っぽくなります。

チアノーゼを含めて、舌は心臓病の診断の目安になるので咳をしだしたら様子を見るようにしましょう。

※チャウチャウの舌はもともと青っぽい色をしています。

2、呼吸が大きい

寝ているときの呼吸は普段は穏やかですが、心臓が悪くなると寝ていても呼吸が荒くなっている場合があります。

シニアだから呼吸が大きいというわけではありません。

3、元気がない

僧帽弁閉鎖不全症に限らず、病気の時は元気がなくなります。
飼い主がちょっとでも愛犬に異変を感じたなら受診することが望ましいです。

4、散歩を嫌がる

健康な犬ならば散歩は大好きなのですが、老犬になってから散歩を嫌がる場合は、念のため心臓疾患も疑ったほうが良いかもしれません。

犬はしゃべらないかわりに態度で示すことがありますので飼い主が敏感に異変に気付くようにしておきましょう。

5、食欲が落ちてきた

加齢と共に食欲は落ちてきますが、心臓病が原因の時もあります。

逆に、食欲があるのに痩せてくる場合も心臓病の場合があります。

 

なぜ、この病気が起こるのか?


心臓のなかでも、僧帽弁は血液を送り込むために最も負担がかかる位置にあります。

そのために、加齢と共にもろい部分に障害が出てくるのです。

 

かかりやすい犬種は?


ミニチュアダックスフンド、シーズー、チワワ、ヨークシャーテリアなどの小型犬に多く見られます。

また、キャバリアキングチャールズスパニエルは、一歳にして三頭に一頭がこの病気を持っていると言われます。

キャバリアは、一旦全滅しかけたのを少ない頭数から交配を重ねた結果、遺伝的にこの疾患が増えたと言われています。

 

治療


残念ながら完治はできず、内科的治療が主です。

利尿剤や心臓の薬を投与したり、低ナトリウムの食事に切り替えて進行を遅らせたりします。

サプリメントとして、アシスハートがあります。

コエンザイムQ10と心臓エキスが入っており、細胞の活性化や老化防止に役立ちます。

 

早期発見のポイント


夜明け前などの気温の下がった時に軽い咳をする。

飼い主が帰ってきて喜んだときに咳をする。

嫌いないぬが通ったあとに吠え、その後に咳をする。

これらの症状が1つでも気になったら動物病院で心電図、超音波診断、レントゲンの検査をしましょう。

 

老化現象で片付けない


老犬になると寝る時間も長くなり、散歩もそれほど好まなくなります。

しかしながら、それを老化現象で片付けてしまうと症状を見落としてしまうことになってしまいます。

常に何か異変がないかよく見て対応しましょう。

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