犬の認知症について考える。日本犬は認知症に要注意!
2018年08月11日
犬の認知症についてブログで説明させていただきたいと思います。
まずは、認知症とは何なのか考えてみましょう。
認知症とは?
認知症とは、脳や体の疾患を原因として、記憶、判断力などの障害が起こり、普通の社会生活がおくれなくなった状態と定義されています。
注意点として、物忘れと認知症とは違うと言うことがあげられます。
人の名前が思い出せないなどは、脳細胞の老化であり自然なことです。
認知症は、病気であり、単なる物忘れではありません。
犬の認知症
それでは、犬の認知症とは何でしょうか?
獣医学的に専門用語を使って説明すると、
「高齢化に伴って一旦学習することによって獲得した行動および運動機能の著しい低下が始まり、飼育困難になった状態」
ということになります。
愛犬の認知症を調べる簡単なテストがあります。
犬の認知症テスト
次の5項目の中から1つ当てはまれば認知症の疑い。
2つ当てはまれば認知症と判断します。
1、夜中に意味もなく単調な声で泣き出し、止めても泣き止まない。
2、歩行は前のめりでトボトボ歩き、円を描くように歩く。(旋回運動)
3、狭いところに入りたがり、自分で後退できないで鳴く。
4、飼い主も、自分の名前も分からなくなり、何事にも無反応。
5、よく寝て、よく食べて、下痢もせず、痩せてくる。
※より詳しく調べる場合は、獣医師のもとに行き、「犬の認知症の判断基準100点法」にて調べてもらうといいと思います。
認知症の8割は日本犬
チワワ、ダックスフンド、トイプードル、ラブラドールレトリバーなどの外国犬はほとんど認知症になりません。
認知症になる犬種はほとんどが日本犬と言われています。
特に柴犬がなりやすいと言われています。
なぜ、日本犬が認知症になるのか?
日本犬のルーツは縄文時代に飼われていた犬と言われています。その頃から日本人は犬を飼っていたのです。
犬は常に人間と行動していたために、食事も人間の残り物を食べるようになりました。
当時の日本人の食生活は魚中心だったため、犬も魚からタンパク質を取っていました。
そのため、日本犬には長い年月をかけて魚の不飽和脂肪酸をうまく利用する機能が出来上がりました。
ところが、現代のドッグフードは牛肉中心であるため、食生活の変化から日本犬が認知症になりやすくなったと言われています。
ということは、魚をあまり食べなくなった日本人も食べ物の影響で認知症に鳴りやすくなっているのかもしれませんね!
おそらくそうでしょうね!
食生活には犬も人も共に気を付けましょう。
「犬の老化のサインを見逃すな!これが老いの兆候だ!」
「犬の認知症を改善する方法について考える。」