なぜ?今の犬は長生きなのか、その秘密に迫る!
2018年08月05日
犬が番犬の役割をしていた時代はもはや昔のこと。
今では犬は家族の一員です。
飼い主は、短命の原因となるフィラリアや伝染病にかからないように当然のように予防し、ちょっとした異変にも病院へ連れていく環境ができました。
今では10年以上い生きる犬は珍しくありません。
では、なぜ今の犬は長生きなのかその秘密を探ってみましょう。
秘密その1、飼い主の愛情
犬は、無償の限りない愛情を飼い主や家族に与えてくれます。
犬は「犬」という存在を越えて家族や恋人のような存在でもあるのです。
飼い主たちは、そんな家族や恋人のちょっとした変化にも敏感です。
異変を察知したらすぐさま動物病院に連れていきます。
この段階で病気の早期発見が可能です。
愛情があるからこそ、病気を乗り越えて長生きになるのです。
秘密その2、伝染病で亡くならない。
1980年までは、犬の伝染病が数多くありました。
ジステンバーや犬パルボウィルス感染症で命を落とす犬が沢山いました。
どちらの病気も、混合ワクチンを2回以上打ち、その後、年1回ワクチンを打てば確実に防げる病気です。
※まれに、ペットショップで注射済みとあっても、実際は打ってなかったり、冷蔵されていないワクチンを投与して効力の無い場合もありますので注意が必要です。
今でこそ主治医がいて年1回のワクチンは常識となっていますが、20年前はワクチンを打つ犬はまれでした。
ワクチンが常識となった現代、抵抗力の弱い仔犬の時期を過ぎれば長生きとなるケースが増えました。
秘密その3、フィラリアの予防
30年ほど前は、フィラリアでお腹がふくれた犬が多く動物病院に運ばれていました。
昔は外で飼われている犬が多く、それがフィラリアの原因となっていました。
フィラリア症は蚊が媒介する病気で、屋外で予防していない犬はほとんどがこの病気になっていました。
フィラリアは寄生虫の一種で、犬の体の中で20~30センチの虫に成長します。
肺や心臓へと寄生し、最後は腹部が膨れて亡くなる恐ろしい病気です。
現在はフィラリア感染予防の薬が出ているため、犬は長生きできるようになりました。
秘密その4、室内飼いの増加
犬が室内飼いになったことから犬が長生きになったと言われています。
まず、室内飼いによって、雨風にさらされなくなったことが長生きの原因と言われています。
夏の暑さなどもエアコンで調節できるために、急な気温変化による免疫低下を防げることが良いようです。
以上のことから、現在の犬は長生きできるようになりましたとさ。
「なぜ?うちの犬だけしつけを覚えないの?はNGサインの現れですよ!」