救助犬パール、東日本大震災でも捜索活動に参加する!

カテゴリー/ 犬の感動話 |投稿者/ ワンコメイト
2018年07月04日

家庭犬としては落ち着きがなく、エネルギッシュでもて余すような犬も、時と場所が変われば適材適所、大活躍することがあります。

今回は、アメリカで、動物シェルターに捨てられてしまったものの、その後救助犬となり、ハイチ地震や東日本大震災など、国際的に救助で活躍したラブラドールレトリバーのパールのお話を紹介します。

脱走犯パール


メスの黒毛のラブラドールレトリバー「パール」は、もともと一般家庭で育てられていました。

飼い主は家を留守にすることが多く、留守中にパールはフェンスを飛び越えて遊びにいくことがしょっちゅうありました。

アメリカではアニマルコントロールという動物保護のためのパトロールが存在します。

パールは脱走の度にアニマルコントロールに保護され、飼い主は引き取りの度に毎回罰金を払っていました。

度重なる脱走に嫌気がさした飼い主は、とうとうパールを動物シェルターに引き渡してしまいます。

才能を見出だされたパール


シェルターのなかでも元気に暴れまわってたパールは、なかなか一般の人から目をつけてもらえませんでした。

ところが、パールは運命の出会いを果たします。

災害救助犬のスカウトをしているペニーによってパールはシェルターから引き取られることになりました。

パールを見つけたときの事をペニーはこう語ります。

 

「理想的な犬だ!非常に高い気力と意志力、集中力、大胆さを持ち、身体能力も高い!災害救助犬にピッタリだ!」

 

家庭のペットとしては元気がありすぎていても、過酷な環境で活動する救助犬には最適だということでした。

救助犬として大活躍!


パールはその後、正式なトレーニングを受け、数々の関門を乗り越え、

アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁という、大災害に対応するアメリカの政府機関から資格を取得し、国内および国内外の災害に対応することが可能になりました。

パールは、2010年のハイチ共和国での大地震にて災害救助犬として派遣されました!

マグニチュード7・0の地震により多くの建物が倒壊しました。

パールは現地に派遣されてから16日間捜索活動を行いました。

パールの他にも訓練を受けた6つの救助犬チームと共に、コンクリートの瓦礫の中から合計で12人の救助に成功しました。

 

日本にもやって来たパール


2011年、記憶にも新しいマグニチュード9・0の巨大地震、東日本大震災が発生しました。

パールはすぐに日本に派遣され、岩手県大船渡市にて救助活動を行いました。

津波でぐちゃぐちゃになった家屋や瓦礫を走り、雪が降る中、次々と隙間を探していきました。

一週間あまり捜索活動が続きましたが、生存者を見つけることは出来ませんでした。

 

しかし、全てを失った被災者の人たちにとって、救助犬の存在が、深い悲しみを癒し安らぎを与える存在になったと言います。

 

震災の被害は本当に衝撃的でした。

人命救助が何よりも最優先され時間との戦いでした!

被災地の知り合いに直接現場の恐ろしさを聞く機会があったのですが、とても文章に出来ないほどの現状を教えて頂きました。

 

ただ、そんな中でも、犬と触れあうときは心が安らいだそうです。

 

震災と津波の被害はペットにも多大な被害を生み、沢山のペットが飼い主から離れてしまうこととなりました。

怪我をしたり、皮膚病を患ったりと、とても不幸な状況がペットにも起こりました。

もう2度と、このような災害が起こらないことを心から願うばかりです。

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