飼い主もビックリ!4匹の猫を湖から救ったブルドッグのお話。
2018年07月06日
皆さま、イングリッシュブルドッグという犬種をご存じでしょうか?
どっしりとした体型は変わりませんが、通常のブルドッグよりも少し小さいのが特長です。
性格はとても温厚でやさしい性格です。
また、一番の特長は、イングリッシュブルドッグは泳げないことです。
犬かきという泳ぎ方が示すように、本来犬は泳ぐのが得意ですが、イングリッシュブルドッグは体に比べて頭や胸部が非常に大きく、重心が頭部にいってしまうために水に沈んでしまいます。
この話は、そんな泳げないはずのイングリッシュブルドッグが湖に飛び込んで猫を救出するお話です。
イングリッシュブルドッグのナポレオン
アメリカのミシガン州の湖畔の道を飼い主のアレクサンドラとイングリッシュブルドッグのナポレオンは散歩していました。
ナポレオンは、不機嫌そうに見える顔とは対照的に、とても行儀のよい犬でした。
ところが、驚いたことにこの日、ナポレオンは散歩の途中突然走りだし、湖の中に飛び込んだのでした!
泳げないはずなのに!
イングリッシュブルドッグは本来泳げないため、飼い主は水の周りを歩くときは溺れないように気を付けます。
アレクサンドラもナポレオンの事を気遣って湖に近づかないようにしていました。
ところが、自ら湖に飛び込んでいったからこれにはビックリ‼
慌ててナポレオンを追いかけて水際まで走りました。
ナポレオンはしばらくして湖から上がってきました。
よく見ると口に何かをくわえています。
六匹の子猫
ナポレオンがくわえていたのは麻袋でした。アレクサンドラはただのゴミかと思い捨てようとしましたが、中から何やら鳴き声が聞こえます!
開けてみると、なんと六匹の子猫がずぶ濡れになって入っていました!
残念ながら2匹はすでに亡くなっていましたが、残りの4匹は溺れながらも生きていました。
ヒーローナポレオン
生き残った子猫たちはしばらくアレクサンドラが介抱して元気になり、里親センターにて幸せにもらわれていきました。
泳ぎが苦手にもかかわらず危険を顧みずに湖に飛び込んで4匹の子猫を救ったナポレオンは里親センターでもヒーロー犬として大絶賛されました!
犬には人間よりもはるかに優れた能力があります。
嗅覚はもちろん聴覚も人間とは比べ物にならないほど優れています。
ただ、そういった感覚意外にも、生き物の危険を察知する野生の第六感のようなものも持ち合わせているようです。
例えば、夫婦喧嘩していたら仲裁に入るなど、些細なことですが他の動物にはできない凄い事なのです。
常に誰かのためになることを考えて生きているのが犬なので、
こうした超能力が身に備わっているのでしょうね!
ちなみに、どんなに優れた能力があっても、そこに愛情がなかったなら正しく活かすことは出来ません。
もしも、知能だけを測るのならば、カラスは犬よりも賢いと言われています。
しかし、カラスは犬のような誰かを助けるようなことはおそらくありません。
犬は、賢さ以上に愛情が溢れた生き物だから正しく能力を活かすことができるのでしょう。
「救助犬パール、東日本大震災でも捜索活動に参加する!」
「犬と人との信頼関係は時間が短くても成立する?セントバーナードの恩返しのお話。」