シベリアンハスキーの伝説!おおかみのような顔をした心優しき猟犬。
2018年06月03日
ワンコメイトでは、犬と人との幸せな共存をテーマとして皆様に情報を発信しています。
犬の持つ個性が人間に与える影響についての記事をのせたところ、大変好評だったので、伝説シリーズとして連載することにしました。
今回紹介するのはシベリアン・ハスキーに関する神秘的な伝説です。
では、まずいつものようにシベリアン・ハスキーの一般的な解説から見ていきましょう。
シベリアン・ハスキーとはこんな犬。
シベリアン・ハスキーは、その名の通り出身地はシベリアです。
シベリアの北東部を生活の舞台としていたチュクチ族が飼育していた犬です。
ソリを引いたり、ボートを引く作業犬としての働きの他に、狩猟犬としても活躍していました。
エスキモーで有名なアラスカン・マンマミュートや、笑顔のできることで人気のサモエドと近縁のスピッツ族の1種類です。
シベリアン・ハスキーは、極地探検や犬ゾリレースで広く知られるようになりました。
おおかみのような容姿とバランスの良い体型も皆から好まれる要因の1つです。
流行が生んだ悲劇!
ここで、ちょっと残酷な話を紹介致します。目を背けたくなるような事実ですが、日本のペットブームの弊害を考えるためにあえて記事に致します。
日本人は、欧米と違って流行に乗っ取った犬を飼う習性があります。
古くが農工民族のためか、皆と同じことを求めたがるようです。
ここに、近年のペットブームの弊害を生む要因があります。
日本のペットブームは常にメディアに左右され続けてきました。
名犬ラッシーが流行ればコリー犬が流行り、
わんわん物語(ディズニー映画)が流行ればアメリカンコッカースパニエルが流行りました。
シベリアン・ハスキーは動物のお医者さんという漫画の中で登場したことから1992年に登録犬種が1位となりました。
これが、悲劇の始まりでした。
もともとシベリアの地で生まれた犬のため、日本の気候や住宅事情に合わず、よく調べずに飼いはじめた人達は、「こんなはずじゃなかった!」と困惑しました。
やがてブームが終わると、悲しいことに次々と飼育放棄がはじまり、
なんと動物収容施設はハスキー犬だらけとなってしまったのです。
犬が自分でパートナーを選ぶわけではなく、人が犬を迎え入れるので、本来なら「いつまでも飼い主であり続ける」事が当然の義務なのですが、
不幸にもハスキーは人間の勝手で捨てられてしまったのです。
施設に収容された犬がどのような悲劇をたどるかご存じでしょうか?
ながーい無機質な重苦しい空気の廊下に5つの部屋があり、1日ごとにカウントダウンのようにガス室のある部屋へと誘導されるのです。
犬達はただならぬ空気に自分の死が近いことを悟り泣き叫び、救いを求める目や絶望にうちひしがれた顔をします。
当時の光景をみた方は沢山のシベリアン・ハスキーの視線にあまりにもいたたまれなくなり、助けられない無力さに絶望としたそうです。
充分な知識を持たずに流行りや外見で犬を選ぶのは本当に危険なことだと学ばされます!
シベリアン・ハスキーの神秘的な個性を解説。
ちょっと暗い話になってしまったので話題をがらりと変えてシベリアン・ハスキーの神秘的な個性を解説しましょう。
シベリアン・ハスキーを飼うと、
いろいろとぐちゃぐちゃしたことを、一刀両断に断ち切って、まっすぐ進路を定める力が授かる!
ただし、目標のない人は人間がぼけ、危急のとき以外は何もしたくないという人間になる。
犬と共存することで顔が似てくることがありますが、その他に犬の持つ個性や気質が飼い主にプラスの影響を与えると言われています。
シベリアン・ハスキーと共に過ごすことで、男らしく決断力を持つ力が授かるようです。
これは会社の経営者や、ミュージシャンやアーティストなど自分のやりたい事が明確な人には心強いパートナーですね!
シベリアン・ハスキーは顔がり凛々しくてキリッとしてますが、
顔が似てくることも合わせて考えると、なんだかんだ頼もしい感じがしてきます。
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