グルーミングからわかる犬のストレス度。
2018年05月16日
グルーミングという言葉を聞いたことがありますか?
犬や猫がペロペロと体をなめて、毛や皮膚を掃除する作業をグルーミングと言います。
過度なグルーミングはストレスのサイン!
グルーミング自体は寄生虫の除去や傷の手当てに繋がったりする大切な行為です。
しかし、
いつまでも前肢や同じ部分をペロペロなめ続けるのはストレスから来ている場合かあります。
もしも、あなたの飼っている犬が、体の一部をペロペロとなめ続けるならば、それは強い不安やストレスを感じている可能性があります。
そんなときは、犬の立場になって原因は何か探ってみましょう。
例えば、
子供が生まれてそちらに忙しくて犬にかまってあげられず、犬がかまってほしくてストレスを感じているとか、
近所で工事をやっていて、鳴りやまない騒音にストレスを感じていたり、
理由は様々あります。
たかだかグルーミングくらいと甘く見ていると、とんでもないことが起こってしまいます!
こんなに危険!なめ続けるリスク。
猫や犬の舌をよくみたことがありますでしょうか?
人間と違ってザラザラしていることが分かります。
やすりのような舌で同じところをなめ続ければ当然、毛はすぐに抜けてしまい、皮膚は炎症を起こしてしまいます。
対処方は?
首にエリザベスカラーというセルロイドのわっかをつけてなめられなくする方法がありますが、これはますますストレスを感じさせる危険があるそうです。
一番良い対処方は、ストレスの原因は何かを把握する(原因対処療法)事が大切です。
ストレスのもとになる行動の前には、必ず原因となる理由が起こっていると考え、良く犬を観察してみてください。
中には、関節炎等の病気が原因でストレスを感じている場合も見られます。
病気の可能性があるときは、獣医師に診察してみてもらいましょう。
一番なのは愛情をもって良くかまう事ではないかと思います。
関節炎や皮膚病が原因ではないときは、結局のところ、寂しさからこのような行為に発展すると思われます。
犬は、好きや嫌いがはっきりした性格の動物なので、嬉しい気持ちや愛されている実感が増えれば、自然とストレスは離れていくのではないでしょうか?
愛情をもって抱きしめてみましょう。
「あやまった学習をさせないために。犬のなめ癖を考える。」
「犬の飛び付き癖に要注意!大型犬は事故につながる可能性も!」