誰もが知ってる犬の服従ポーズを解説する。
2018年05月10日
犬の服従のポーズは結構有名なので皆さんご存じの事と思います。
仰向けになって寝ッ転がってお腹を見せるポーズ!
このしぐさを見せたときは、あなたに最大限の譲歩をとっている証拠です。
では、犬が仰向けになったときの心理をもっと詳しく見ていきましょう。
仰向けの服従のポーズにも二通りの意味がある!
犬のしぐさの感情表現には二種類あることが多く見られます。しっぽを振ることが喜びだけでなく、警戒を表す事もあるように、この仰向けポーズにも二通りの意味が存在します。
1、「あなたのことが大好き!」
犬とじゃれあっていると、突然コロンと仰向けになってお腹を見せるときがあります。
この時は大抵、あなたが大好きなので信頼しています。という意味でとらえて大丈夫です。顔の表情もきっと嬉しそうにしているはずです。
犬にとっての最大の弱点がお腹です。
その弱点をさらけ出すほど
「あなたのことが好きですよー。」
と言っていることになります。
2、「しっぽを巻いていたら降参!」
もしも、仰向けになったときに、しっぽをお腹の方に巻き込んでいたならば、それは降参を表す服従のポーズです。
顔もそっぽを向き、視線を合わせないようにしているはずです。
これは、自分より強い犬や大きな犬に遭遇したときに、視線を合わせないことで相手との緊張状態を抑えるためです。
以前、「しっぽを巻く!」の語源は犬が不安で怯えているときにしっぽを後ろ足の間に巻いてうずくまる仕草からきていると紹介しました。
ここでもその「しっぽを巻く!」の意味が当てはまるようです。
私は犬の画家をやっています。取材のために犬の写真を取らせてもらうことがあるのですが、人懐っこい犬はいとも簡単にお腹を見せて転がってくれます。
逆にこんな事もありました。
お腹を見せておいて、近ずくとバッと起き上がって噛もうとする犬がいたのです。
後で調べて分かったのですが、これは頭の良い犬がたまに使う技なのだそうです。
相手を油断させといて「ガブッ!」と噛む技だそうです。
色んな犬がいるものだと感心しました。
「犬の気持ちが怖いくらいに分かってしまう!」
「犬の耳から分かる心理!」