あなたは子犬のお母さんです。
2018年04月24日
一昔前の犬のしつけの教本のほとんどに、犬のしつけは、
「子犬の頃から上下関係をはっきり作り、厳しく育てることが大事だ!」
と書かれています。
しかし、近年この考え方が見直されているのをご存じでしょうか?
リーダーではなく、子犬の保護者になろう!
犬のしつけの中でよく引用される単語が、「リーダー」です。
犬の祖先がオオカミだったことから、群れの統率を取るリーダーという言葉が犬のしつけの中に浸透してしまったように思われます。
この、リーダーという言葉が、ついつい犬のしつけに対して厳しくしなければいけないという気持ちにさせてしまいます。
しかし、考えてみてください。
あなたのうちに来た子犬は、母犬から離れ、新しい環境に来たばかりの何も知らない子犬です。
寂しくて寂しくて、でも頼りになる相手は飼い主のあなたしかいないのです。
そんな子犬に必要な愛情は、リーダーとして接することでなく、保護者、つまりは母犬になった気持ちで接することなのです。
例えば、自分の子供が生まれたとします。
お母さんは朝から晩までトイレやご飯のお世話をして少しずつ社会のルールを教えていくはずです。
子犬を育てることは、これと同じと考えましょう。
めんどくさいと思われますか?
とんでもない!
人間の子育てに比べたら子犬に社会のルールを教えることはそんなに手のかかることではないのです。
犬はみるみるうちに成長していきます。
大人になるのもあっという間です!
駆け抜ける犬の犬生のほんの数ヶ月、正しい愛情を注ぐだけで、その後の犬との信頼関係が築けるのですから、こんな楽なことはありませんね。
むやみに叱ると人を恐れる犬に育つ事があります。
人を恐れない犬に育てるためにも、あなたは子犬の保護者になる必要があります。
子犬を迎え入れようとしているあなたへ。
是非、子犬のお母さんになってあげてください。
「犬の甘噛みに困っている方はここを開いてください!解決のヒントがあります。」
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